草來舎のやきもの 草來舎の焼物ができるまで

H氏の楢灰

 カテゴリ : ブログ[器と食・里山の暮らし] | 2011年 5月 15日 日曜日
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隣町のH氏から、先日、大きな米袋に満杯で4袋、楢の灰を頂いた。ストーブで楢薪を燃やして出た灰、一冬分だ。今年はいつまでも寒かったので、例年より多く薪を燃やしたとのこと。楢の類は薪としては最高で、火持ちがとても良く、部屋の温まり方も違う。灰を下さったH氏は私の林業士の同期生の友人だ。彼は薪に贅沢して、楢以外の薪は燃やさないので、楢100パーセントの灰なのだ。

この灰が草來舎の釉薬には無くてはならないもの。楢灰は癖がなく万能。H氏も私たちの仕事の中身を知っていて気を使ってくれ、焚きつけの紙なども極力使わずに焚いてくれているので、不純物がない極上の灰である。透明釉や色釉の基本の灰にもってこいなのだ。

彼は歳は一回り以上私より上だが、仕事もしっかりこなしながら、仲間たちと猟師もしている。といっても片手間ではない。鉄砲や罠、なんでもこいだ。いったん罠を仕掛けたら、毎日仲間と交代で見回りをしなければばならない。獲物が掛かれば何があろうと、仲間となんとか時間をやりくりして、皮を剥いで、肉にしなくてはならない。その手際は素晴らしいものだ。深山に空き家になっていた農家を借り、山遊びの拠点にしている。私も何度もお邪魔して、山肉や山菜などの山の恵みを、山ほどご馳走になっている。

そんな彼の山遊びの恵みである楢灰のお礼に、毎年ささやかだが草來舎の器を届けている。今年届けた大皿にも、伊那谷の山の恵みが山と盛り付けられるのだろう。器も幸せだ。

やっと水も温んできた。また楢灰をじっくり水簸して今年の灰釉に仕立てなくては。山の恵みと人の暮らしの営みに今日も感謝。

(慶)

楢や樫などのどんぐりがなる木の灰から仕立てた釉薬は、鉄や呉須などで絵を描いた器にによく使います。6月の展示会でも、蕪の絵を施して、どんぐり灰釉を掛けたどんぶりを出品します。信楽の白土が、ほんのり赤みがさした柔らかい白に仕上がりました。ロクロは葉子、豪快な鉄絵の蕪は、慶が描いたものです。

(葉子)

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どんぶり 東京・名古屋出品作品

どんぶり 東京・名古屋出品作品

 

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工房草來舎は夫婦二人の小さな焼き物工房です。
信州伊那谷の南端泰阜(やすおか)村に登り窯と穴窯を築き、薪窯による「焼締自然釉」や、天然の「灰釉」を中心に、日々の暮らしを彩る器を作っています。

20年間に12600人の方にお届けした器は、今やほとんど見られなくなった昔ながらのやり方で焼き上げたものです。器の美しさに、安全・安心を添えてなお手元に届けます。詳しくは「工房草來舎のやきもの」をお読みください。

〒399-1801 長野県下伊那郡泰阜村6218-22 あんじゃね自然学校内
電話番号 0260-25-2171 / FAX番号 0260-25-2850
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お知らせ

●12月14日~17日、今年度初めての登り窯を焚きます!

●次回展示会は、5月~6月頃に日本橋髙島屋での予定です。詳細が決まり次第お知らせ致します。

 

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