草來舎のやきもの 草來舎の焼物ができるまで

山里的多忙生活―窯焚きしながら味噌作り

 カテゴリ : ブログ[器と食・里山の暮らし] | 2011年 5月 30日 月曜日
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今日はガス窯で本焼きです。明け方の4時過ぎに点火をして、だいたい夜中の12時ごろまで焚きます。でも薪の窯と違い、付きっきりでなくてもいいので、窯焚きの日は少しのんびりできます。そこでなんと今日は、窯焚きを慶に任せて、延び延びになっていた味噌の仕込みをしました。

山の中に住んでいると、よく「のんびりしていていいね」などと言われますが、のんびりとはしていられないのが山里の生活。けっこう忙しい。季節は待ってくれないし、お金を掛けない分、自分の労力を掛けなければなりません。でも面倒くさくても、自然に沿いながら手を掛けて丁寧に暮らすことが何よりだと思っています。

味噌を仕込む季節は地方によって異なると思うのですが、ここ泰阜は5月に味噌を仕込みます。と言っても、こんな5月末ではありませんが・・・。でも今年はなかなか暖かくならず、やっと最近になって5月初旬から中旬並みの気温になってきました。

仕込む味噌は約30キロ。朝からふつふつと大豆を煮て、柔らかくなったらつぶし、麹と塩をよく混ぜて合わせます。麹は米麹。去年は麦麹も使ってみました。すごくおいしかったのだけど、関東育ちの私が毎日食べるには、やはり馴染みのある米麹がいいかな。

煮あがったばかりの豆は、ふっくらしていて甘みがあって、とてもおいしい。味噌を仕込む日の楽しみは、このただ茹でた豆に醤油をちょこっと垂らして食べること。素朴で豊かな味わいが、体全体に広がります。

年を追うごとに味噌汁のおいしさが有難くなってきていて、毎朝毎晩、楽しんでいます。我が家は煮干しでダシをとりますが、それに自分で作った味噌を合わせると格別。何てことはない当たり前の一杯ですが、毎日食べても飽きがこない奥深さが、手作りの物にはあるようです。

窯焚きの方も、順調。今回は気難し屋の林檎灰釉が中心なので、温度調節にも気を使います。あの美しい青色が出るのは、ほんのちょっとした温度帯のみ。特に窯の止め時が難しい。少しでも温度が足りなければ融けないし、上がりすぎても青味が飛んで、釉が流れすぎてしまいます。

何回焚いても窯を止めるときは緊張します。今回の上がりはどうかな。窯を開けてみないと分かりませんが、明後日の窯出しが楽しみです。

(葉子)

 

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