草來舎のやきもの 草來舎の焼物ができるまで

梅雨の合間の花盛り

 カテゴリ : ブログ[器と食・里山の暮らし] | 2011年 6月 30日 木曜日
■写真をクリックすると拡大表示します。ぜひ、ご覧ください!■

梅雨の合間に工房周りでは里山ならではの草木が花を咲かせています。急峻な地形の泰阜村では平地がほとんどありません。工房の周りの敷地も山を削って作りました。削られた土地は痩せているので草木にとっては厳しい環境で、なかなか植生は回復しないのです。建物周りにはこの辺りの山から採ってきた木を植えました。

白い大きな十字の花はヤマボウシ。スズランのような小さな花が並んでいるのはネジキ。たくさんの小さな白い花が咲いているのがソヨゴです。たくさんの虫達が蜜を求めて乱舞しています。花の盛りは虫達にとっても待ちに待った季節。

それは人にとっても同じこと。信州は日本ミツバチの飼育が盛んなところです。この辺りでは山際の見晴らしの良い所には手作りの巣箱がよく置いてあります。山の蜜のもとになるのがこれらの花達。下伊那では榊の代わりに神事にも使われるソヨゴは初夏の代表的な蜜源でもあります。とってもおいしい蜂蜜です。

これらの木々も山の中では無事に暮らしていたのに、植え替えたことで災難に見舞われました。山の中から引っ張り出されて見通しの良い人里に植えられた途端に、たくさんの虫達に集中攻撃されて、どの木も枯れてしまうのではないかと思うほど殆どの葉を喰われてしまいました。森の中ではごくあるふれた木なのです。群れから離れた小魚が大きな魚に食べられてしまう様子を思い浮かべてしまいました。それでも何年か掛かって元気を取り戻し、やっと花を咲かせるようになりました。

里山の生き物たちはタフな様で繊細です。人の暮らしとも深く結びついていて、人が草を刈らなくなると絶えてなくなってしまう植物もあります。私が泰阜村に住みはじめた頃には道端にふつうに生えていた、ナデシコ、リンドウ、キキョウ、ヤマユリなども本当に数が減りました。

草を刈らないでいると、じきに薮となり、しまいには原野に帰っていってしまいます。自然の移り変わりです。里山で生きてきた生き物達にとっては人の手が入らなくなることですむ場所を失ってしまうものもいるのです。そして少し土地が掘り返されたりして荒れると、あっという間に帰化植物が入り込んできます。

日々移り変わっていく植物たちの様子を見ていると考えさせらることがたくさんあります。

(慶)

 

«       »

工房草來舎は夫婦二人の小さな焼き物工房です。
信州伊那谷の南端泰阜(やすおか)村に登り窯と穴窯を築き、薪窯による「焼締自然釉」や、天然の「灰釉」を中心に、日々の暮らしを彩る器を作っています。

20年間に12600人の方にお届けした器は、今やほとんど見られなくなった昔ながらのやり方で焼き上げたものです。器の美しさに、安全・安心を添えてなお手元に届けます。詳しくは「工房草來舎のやきもの」をお読みください。

〒399-1801 長野県下伊那郡泰阜村6218-22 あんじゃね自然学校内
電話番号 0260-25-2171 / FAX番号 0260-25-2850
お問合せはこちらから >>

※制作中は直接電話に出られませんので、取り次ぎとなります。まずは、メールでお問い合せください。



お知らせ

●11月の休業日のお知らせ
11月5日(日)~16日(木)、休業致します。商品発送、お問合せメールへの返信もお休み致しますので、よろしくお願い申し上げます。

●次回展示会は、5月~6月頃に日本橋髙島屋での予定です。詳細が決まり次第お知らせ致します。

 

営業日カレンダー

  • 今月(2017年10月)
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30 31        
    翌月(2017年11月)
          1 2 3 4
    5 6 7 8 9 10 11
    12 13 14 15 16 17 18
    19 20 21 22 23 24 25
    26 27 28 29 30    
    (      発送業務休日)

検索

 
 
にほんブログ村 雑貨ブログ キッチン雑貨へ


Copyright (C) 草來舎. All Rights Reserved.