草來舎のやきもの 草來舎の焼物ができるまで

小学校の風倒木で特別授業

 カテゴリ : ブログ[器と食・里山の暮らし] | 2011年 10月 8日 土曜日
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9月28日の先生方とのワークショップでの帰り道、開催校の隣の小学校の校庭のヒマラヤスギが、先日の台風で倒れてしまった話が出ました。一抱えもある太い木で、何とか活用できないかという相談でした。

話していくうちに、話が盛り上がり、急遽、私が長野へ帰る前にその小学校でヒマラヤスギを使った図工の特別授業をやろうという話になりました。

迎えてくれたのは五年生の子ども達と図工の先生と校長先生。校庭の隅の木立の中に、その大きな丸太はありました。

学校での記録では記念植樹された木で、植えられて50年くらいたっているとのことでした。年輪を数えてみるとまさしくぴったり。ずっと学校の歴史、子ども達を見守って来てくれたのでしょう。

校長先生のお話では、学校の片隅の木立のエリアを、森に親しみ学ぶスペースにしていきたいとのことでした。そこでこのヒマラヤスギの丸太を、ベンチか何かで活用できないだろうかと相談されました。

子ども達と年輪を見ながら、この来が育ってきた様子などに思いを巡らせて、いろいろと森や木の話をしました。

みんなでヒマラヤスギの丸太の年輪の様子や枝の跡などをよく観察をした後、クサビを打ち込むラインを丁寧に決めました。五つのクサビを順番にそのラインに打ち込んでいきます。高い金属音を響かせながら順調に打ち込まれていきますが、なかなか真っ二つというわけにはいきません。

側面や裏にも工夫しながらクサビを打ち、最後にはノミも使って絡んだ繊維を断ち切り、ようやく二つに割れました。

やっと割れて子ども達からは歓声が上がりました。割れた面からは針葉樹の爽やかな香りが立ち上りました。

木が割れたあと、いい匂いのする木のかけらをみんな競争で取っていました。こんな木のかけらも宝物になるんだなぁと改めて思いました。

子ども達にとって、こうした自然に営みに直に触れることは大切なことだと思います。

学校を見守ってくれていたこのヒマラヤスギの丸太が、楽しく活かされることを祈ります。

地面に置いたままにしておくと木は腐ってしまうので、長くベンチで使うためには上手に地面の湿気を避けて設置することや、安全な防腐剤などの腐らない工夫などの話を最後にしました。

短い時間のヒョウタンから駒のような特別授業でしたが、子ども達の心に森や木のことが少しでも響いてくれればいいなぁと思いながら帰路につきました。

(慶)

 

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信州伊那谷の南端泰阜(やすおか)村に登り窯と穴窯を築き、薪窯による「焼締自然釉」や、天然の「灰釉」を中心に、日々の暮らしを彩る器を作っています。

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