草來舎のやきもの 草來舎の焼物ができるまで

樵のおじさんのピザ窯作り

 カテゴリ : ブログ[器と食・里山の暮らし] | 2012年 5月 12日 土曜日
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昨日、ピザやパンを焼く煉瓦の窯を、頼まれて作って来ました。林業仲間のプロの樵のおじさんたちと、ピザを焼く窯を作ろうという話がやっと実現したのです。

樵のおじさんたちがなぜピザ?

もっともです。どう見てもおじさんたちは「ピザ」という雰囲気ではありません。

ここ長野県下伊那地方は、昔は林業が盛んでしたが、現在では山仕事をする人も少なくなりました。山や森林に興味や関心を持つ人も、少なくなってしまいました。

本当に寂しい限りです。

樵のおじさん、すなわち森と関わる仕事をしている人々は、そのことへの危機感が強くあります。

このところの石油の高騰や原発事故などからも、バイオマスへの関心が高まりつつあり、ここ飯田下伊那地域でも薪ストーブを使う家庭が増えてきました。一般家庭の薪ストーブ向けの薪作りも、林業関係者にとっては、森の活用という意味で大切な仕事のひとつになってきています。

今回のピザ窯作りのねらいは、今まで森や環境への関心がなかった一般の方に、薪で焼くピザを通じて、森の豊かさに触れてもらおうというもの。

丸一日かけて、やっと夕方に煉瓦の窯が完成しました。

私がピザ窯を作るのは二基目。レンガを積む仕事は本当に楽しい。

緻密な積み木で遊んでいる感じです。

大変そうでも登り窯や穴窯作りを考えれば、一日足らずでできてしまうんですから、お茶の子さいさいと言うところでしょうか。

なんとこの窯、移動式です。薪を取る森へこの窯を持って行き、森の中でピザやパンを焼いて楽しもうというというわけです。

来週にはさっそく火を入れて試作の予定。

この窯を通じてどんな出会いが生まれるのでしょう。この窯がたくさんの人と森がつながるきっかけになることを願っています。

実はおじさんたち、実際にピザを作ったことはありません。出来上がった窯を見て、「冷凍のピザでいいら」とか、「これでお好み焼きが焼けるのか?」などと言っています。

さあ、果たして樵のおじさん達はおいしいピザが焼けるようになるのか?

不安でもありますが、それが一番の楽しみです。

樵のおじさんたちの奮闘に乞うご期待!

(慶)

 

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信州伊那谷の南端泰阜(やすおか)村に登り窯と穴窯を築き、薪窯による「焼締自然釉」や、天然の「灰釉」を中心に、日々の暮らしを彩る器を作っています。

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●6月5日(火)~11日(月)、日本橋髙島屋にて「お酒の器・お茶の器 展」を開催します。開催時間は10時30分から19時30分。最終日のみ17時閉場です。出品作品や作家在場時間など、詳しいご案内はこちらのページをご覧ください。
●6月21日(木)~27日(水)、名古屋・ギャラリー安里にて展示会を開催します。

 

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