草來舎のやきもの 草來舎の焼物ができるまで

灰と草花の種

 カテゴリ : ブログ[器と食・里山の暮らし] | 2012年 5月 19日 土曜日
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春になってから、制作の合間に連日灰の水簸をしています。

ストーブや登り窯から出た灰を、種類ごとに水で洗って精製することを「水簸(すいひ)」といいます。

まず灰を水に投じて良く撹拌します。水に溶けるアルカリなどは釉薬には不要なので、何度も水を変えながらアクを抜いていきます。

そのあと篩を通して不要な物を除きます。砂や土など重いものは沈殿させて取り除くことができます。

アクが抜けてきれいになった灰を沈殿させて水を切り、日に干して乾かしていきます。

こうしてやっと、釉薬の原料としての灰になるのです。

この灰を日に干していて毎年気付くことがあります。

ねっとりとした灰に、様々な種類の草花の種が、たくさん付着していること。

こんなにたくさんの植物が、こんなにたくさんの種を飛ばしていることに、改めて気づきます。

そこかしこに、どんどん草が伸びて、これから草刈りの日々。

現在の村の暮らしでは厄介者にされる草ですが、こうしたたゆまぬ営みが、たくさんの命を生かしてくれているのだと気づかされます。

たくさんの生き物が生起するモンスーンに感謝です。

干し上がった登り窯の松灰。

黒っぽいのは松の鉄分です。

この松灰を釉に仕立てると冴えた緑色のビードロ釉になります。

さあ今年の灰はどんな釉薬になるのか。

じっくり試作を重ねて良い釉薬に仕立てていきます。

(慶)

 

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工房草來舎は夫婦二人の小さな焼き物工房です。
信州伊那谷の南端泰阜(やすおか)村に登り窯と穴窯を築き、薪窯による「焼締自然釉」や、天然の「灰釉」を中心に、日々の暮らしを彩る器を作っています。

20年間に12600人の方にお届けした器は、今やほとんど見られなくなった昔ながらのやり方で焼き上げたものです。器の美しさに、安全・安心を添えてなお手元に届けます。詳しくは「工房草來舎のやきもの」をお読みください。

〒399-1801 長野県下伊那郡泰阜村6218-22 あんじゃね自然学校内
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お知らせ

●12月14日~17日、今年度初めての登り窯を焚きます!

●次回展示会は、5月~6月頃に日本橋髙島屋での予定です。詳細が決まり次第お知らせ致します。

 

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