今週末は、東京展示会の搬入です。今日は展示会前の最後の窯焚き。
ガス窯だから何てことはないのだけれど、灰釉の窯焚きは温度管理が微妙で繊細。何度焚いても緊張します。
林檎灰や藁灰の釉薬は、ちょっとした温度の違いや、掛けた釉の厚さの違いでも全然発色が違ってきます。
思った通りの色合いに仕上げるのは難しい。
ただいま現在も(夜の11時55分)窯焚き中。慶が釉の融け具合を見計らっています。
うーん、とにかくこれが終われば、展示会の準備も一段落。
制作漬けの毎日から、少しホッとできるかも。
忙しくて季節の移ろいを楽しむ余裕もない最近でしたが、確かに一歩ずつ夏が近づいてきています。
家の周りは草がニョキニョキ。野の花もアザミやホタルブクロが咲き始めました。毎年ホタルブクロを見ると、「あー、もうすぐ展示会だな」と思います。
土手に咲く紫色の花。この花の中にホタルを入れると言いますが、(蛍は上に向かって歩く性質があるので、この花の中に入れると出られないのです)泰阜にホタルが出て来る頃には、ホタルブクロの花は終わってしまっています。ちょっと残念。
(葉子)