草來舎のやきもの 草來舎の焼物ができるまで

登り窯の窯出し!

 カテゴリ : ブログ[器と食・里山の暮らし] | 2013年 2月 20日 水曜日
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2月16日に登り窯の窯出しが無事に終了しました。

窯出しは常に緊張と興奮が入り混じって、前日は寝つけないこともしばしばです。

焼き上がりを想像しながら、ああ焼けばよかったかな、こう焼くべきだったなとか、反省しても後の祭り。

そしていよいよ窯出し。作品の焼き上がり、釉の融け方をチェックしながら、ひとつひとつ丁寧に出していきます。

炎のまわり方や作品の焼け具合の細かい確認が、次回の窯詰めに生きてくるのです。

灰釉の器の数々、藁灰釉や松灰釉、楢灰釉や志野、そして自然釉。どれも自然の力に満ちています。

湯呑や飯碗や鉢などの普段使いの器。花入れや酒器、片口、向付。

薪窯は唐津や伊賀、信楽などの土の力が、本当に生きると感じています。

せっかくの薪窯。やはり力のある土で作った器は格別です。

これから焼き上がった作品の裏擦りや検品をしながら、焼き上がりを確かめていきます。

ざっと見渡したところ、どの部屋もなかなかの焼き上がりではないかと思います。

穏やかな釉調のものも多いようですが、薪窯ならではの炎の味わいと深みのある色合いが出ています。自然釉の花入もおもしろいものがとれました。

作品を出し終わった後は、窯の中に残った赤松の灰を、丁寧に箒で集めます。

一回の窯焚きで、500束近く燃やしても、窯の中に残る灰は、たったこれだけです。この灰は、山のように燃やした赤松薪の、凝縮したエッセンスそのもの。

薪窯を焚く者にとっては本当に尊いものです。

この灰のアクを、時間を掛けて抜きながら水簸して、松灰釉に仕立てていきます。

そうしてできた松灰釉の色合いと透明感は、他に代わるものがありません。

まさしく釉薬の原点です。

体の芯まで疲労困憊の、炎との格闘の窯焚きですが、登り窯の窯焚きはやめられらせん。

地域の森、それを守り育ててくれた先人や、窯焚きを支えてくれた仲間に、心からの感謝の窯出しでした。

(慶)

 

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工房草來舎は夫婦二人の小さな焼き物工房です。
信州伊那谷の南端泰阜(やすおか)村に登り窯と穴窯を築き、薪窯による「焼締自然釉」や、天然の「灰釉」を中心に、日々の暮らしを彩る器を作っています。

20年間に12600人の方にお届けした器は、今やほとんど見られなくなった昔ながらのやり方で焼き上げたものです。器の美しさに、安全・安心を添えてなお手元に届けます。詳しくは「工房草來舎のやきもの」をお読みください。

〒399-1801 長野県下伊那郡泰阜村6218-22 あんじゃね自然学校内
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※制作中は直接電話に出られませんので、取り次ぎとなります。まずは、メールでお問い合せください。



お知らせ

●12月14日~17日、今年度初めての登り窯を焚きます!

●次回展示会は、5月~6月頃に日本橋髙島屋での予定です。詳細が決まり次第お知らせ致します。

 

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