草來舎のやきもの 草來舎の焼物ができるまで

藁灰釉はこの田んぼから生まれる

 カテゴリ : ブログ[器と食・里山の暮らし] | 2013年 5月 20日 月曜日
■写真をクリックすると拡大表示します。ぜひ、ご覧ください!■

この週末は、仲間の田んぼの田植えでした。

草來舎では、この田んぼの藁から「藁灰釉」を作っています。

田植え前の田んぼ

代掻きをして水が張られた田んぼは、春が終わって夏が近いことを感じさせます。

田んぼの中は、人の足跡より鹿の足跡が多くて、ちょっとびっくり。

青々とした苗を、山村留学の子ども達と手植えしました。

青々とした苗

泰阜は谷あいの村。地形が急峻なので、田んぼに大きな機械を入れることができません。

斜面に作られた田んぼは無数の手積みの石垣で作られ、その田んぼ全てに水を回すための水路も、山奥の沢から水路を築き、延々と引いて来ています。

この山を切り開いて田んぼを作り、冷たい沢の水でも米を作り続けてきた泰阜の先人の長い営みに、ただただ頭が下がる思いです。

話はそれますが、今日NHKで「スマートアグリ」について放送していました。巨大なハウスの中で、IT技術を駆使して完全に環境をコントロールしながら農作物を育てる取り組みについてです。

でも泰阜の先人の、懸命に自然と向き合って来たその知恵と努力を目の当たりし、人はその自然、風土に生かされていることを思うと、とてつもなく空虚に感じます。

田植え

田んぼに入ると様々な虫がいて、田んぼが稲を育てるだけの場所ではないことが分かります。

そして共同の農作業は、ひとりひとりが勝手なことをしていては作業は進まず、人としての「和」を学ぶ場でもあります。

谷を渡る5月の風が、植えたばかりの早苗を揺らし、作業の後に皆で食べるお弁当は格別においしい。

大人も子どもも一緒になって、体を使って働くことは本当に気持ちがいい。

藁灰作り藁灰から釉を仕立てる

そしてこの稲が黄金色になり収穫が終わると、その藁を燃やして灰にし、釉薬に仕立てます。乳白色から茶褐色まで、長い間日本人に愛されてきた、お米の国の藁灰釉です。

藁灰釉の鉢

同じ藁灰釉でも、土との組み合わせや焼き方で、こんなにも多くの色を発色します。

ひとつひとつは地味ですが、料理がよく映え、どんな料理も受け入れてくれる懐の深さがあります。

6月の名古屋展示会でも藁灰釉の作品を数多く出品しますので、ぜひ、田んぼの実りの色を、直にご覧になってみてください。

また、草來舎の藁灰釉の作品は、こちらのページで一覧できます。

(葉子)

 

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工房草來舎は夫婦二人の小さな焼き物工房です。
信州伊那谷の南端泰阜(やすおか)村に登り窯と穴窯を築き、薪窯による「焼締自然釉」や、天然の「灰釉」を中心に、日々の暮らしを彩る器を作っています。

20年間に12600人の方にお届けした器は、今やほとんど見られなくなった昔ながらのやり方で焼き上げたものです。器の美しさに、安全・安心を添えてなお手元に届けます。詳しくは「工房草來舎のやきもの」をお読みください。

〒399-1801 長野県下伊那郡泰阜村6218-22 あんじゃね自然学校内
電話番号 0260-25-2171 / FAX番号 0260-25-2850
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お知らせ

●11月の休業日のお知らせ
11月5日(日)~16日(木)、休業致します。商品発送、お問合せメールへの返信もお休み致しますので、よろしくお願い申し上げます。

●次回展示会は、5月~6月頃に日本橋髙島屋での予定です。詳細が決まり次第お知らせ致します。

 

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