草來舎のやきもの 草來舎の焼物ができるまで

味噌作りと漆のお椀

 カテゴリ : ブログ[器と食・里山の暮らし] | 2013年 5月 24日 金曜日
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昨日は、仕事の合間をぬっての味噌づくりでした。

私が育った地方では味噌の仕込みは春のお彼岸の頃ですが、ここ泰阜では5月が味噌の仕込み時期です。

4月は「死に味噌」と言って仕込まないのだとか。

味噌作り 大豆を煮る

前の日から水につけておいた大豆を、コトコトコトコトゆっくり煮ます。

豆が煮えてくる柔らかくて甘い匂い。ゆっくりと時間を掛けて煮た豆は、ふっくらとした豊かな味わい。

味噌作りの楽しみのひとつは、この茹でたての豆を少しだけ食べること。

何てことはない素朴な味に、毎回感動します。味噌作り 塩と混ぜた麹と、つぶした大豆を混ぜる

その軟らかく煮た豆を熱いうちに潰し、塩切りした麹と混ぜ、樽の中に詰めていきます。

温かい豆と麹を手で混ぜていると、何とも安らかで幸せな気持ちになってきます。

その柔らかさは、ちょうど赤ちゃんの肌みたい。樽に詰まった味噌に、ゆっくりおいしくなれと願いながら、重しをして蓋をして、味噌の仕込みはおしまい。

田植えの時もそうでしたが、農作業や暮らしの支度やものづくりには、厳しい中にも体に沁みる温もりがあります。

樽に詰めた味噌

それにしても、目に見えない菌で麹を作り、豆と混ぜて味噌を作るなど、どうやって考え出したのかしら。

昔の人の知恵の蓄積には、ほんとに脱帽。

今回仕込んだ味噌は約2年分。

仕込んでから1年も経つと、樽の蓋を開けた時に、フワッとした発酵食品独特の深い香りがしてきます。

自分が作った味噌は、ホッとするおいしさ。

毎朝の熱い味噌汁は、一日の元気の素です。

朝の味噌汁20年使っている漆のお椀

野菜たっぷりの味噌汁を入れるのは、20年近く毎日使っている漆のお椀。

慶の故郷、会津の漆作家の方のお椀です。

きちんとした仕事をされているので、20年間、欠けもせず、塗り直しもありません。

ちゃんと作られたものは、丁寧に手入れをし修理しながら使えば、人の一生を越えて使い続けることができます。

このお椀も、きっと一生以上のお付き合いになるでしょう。

自分の仕事も、そうありたい、と思います。

(葉子)

 

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信州伊那谷の南端泰阜(やすおか)村に登り窯と穴窯を築き、薪窯による「焼締自然釉」や、天然の「灰釉」を中心に、日々の暮らしを彩る器を作っています。

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