草來舎のやきもの 草來舎の焼物ができるまで

穴窯の窯出し

 カテゴリ : ブログ[器と食・里山の暮らし] | 2013年 12月 26日 木曜日
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先週末は、穴窯の窯出しでした!

60時間近い炎との紆余曲折の戦い、結果は如何に?

穴窯の窯出しこの扉の向こうに、すべての結果が待っています。

ワクワク、ドキドキ、ハラハラの窯出し。

特に、奥の方の釉が、果たして溶けているのかが、一番気がかりなところ。

そして!実際に開けてみると、苦労した甲斐があって、奥の隅まできれいに温度が上がっていました。

上がりは上々!です。

穴窯の窯出し穴窯の窯出し

窯から作品を全て出したあとは、窯をきれいに掃除。

そして、窯の中に溜まった、薪で燃やした赤松の灰を集めます。

これが宝の灰!!

1300度近い高温で焼かれた灰なので、不純物がほとんどなく、この松灰から仕立てた釉は、澄み切った色を出します。

それにしても、あんなに燃やしたのに、取れる灰はこのビニール袋ひとつ分だけ。

本当に貴重なものだなあ。

穴窯の窯出し穴窯の窯出し

窯から出した作品は、道具土がついたところを丁寧に削ったり、高台裏を滑らかにしたりして、安心して使えるように仕上げをします。

窯から出して何日かすると、出したばかりの少しギラギラした感じから、しっとりと落ち着いてくるのが不思議。

生まれたばかりの子が、だんだんと年を重ねていくみたい。

穴窯の窯出し穴窯の窯出し

時間が経ち、人の手の中で使われていくと、ますますアクが抜けて、柔らかく、深い味わいになってくるのが土物の魅力。

窯の中で薪である赤松の灰が器に降灰し、自然に釉薬状になった「自然釉」の器は、特にその変化が楽しめます。

穴窯の窯出したくさん使って、触って、眺めて、そうしていくと、土の少しざらついていた表面が、人肌のように滑らかになり、濡れた岩のような色合いに変化していきます。

いわゆる「器を育てる」というものですね。

穴窯の窯出し自然釉は、同じものが二つとありません。

同じ器の中でさえ、向きによって様々な表情を見せる、ガス窯や電気窯では絶対に出せない薪窯ならではの醍醐味を味わえます。

穴窯の窯出し

穴窯の窯出し

これも、1300度の高温に耐える日本の土と、泰阜の赤松があってこそ。

2月にはもうひとつの薪窯、登り窯を焚くので、そこでも自然釉の作品を焼きます!

(葉子)

 

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工房草來舎は夫婦二人の小さな焼き物工房です。
信州伊那谷の南端泰阜(やすおか)村に登り窯と穴窯を築き、薪窯による「焼締自然釉」や、天然の「灰釉」を中心に、日々の暮らしを彩る器を作っています。

20年間に12600人の方にお届けした器は、今やほとんど見られなくなった昔ながらのやり方で焼き上げたものです。器の美しさに、安全・安心を添えてなお手元に届けます。詳しくは「工房草來舎のやきもの」をお読みください。

〒399-1801 長野県下伊那郡泰阜村6218-22 あんじゃね自然学校内
電話番号 0260-25-2171 / FAX番号 0260-25-2850
お問合せはこちらから >>

※制作中は直接電話に出られませんので、取り次ぎとなります。まずは、メールでお問い合せください。



お知らせ

●12月14日~17日、今年度初めての登り窯を焚きます!

●次回展示会は、5月~6月頃に日本橋髙島屋での予定です。詳細が決まり次第お知らせ致します。

 

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