草來舎のやきもの 草來舎の焼物ができるまで

灰釉ができるまで・桜灰と藁灰

 カテゴリ : ブログ[器と食・里山の暮らし] | 2014年 1月 16日 木曜日
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冬に工房を暖める薪ストーブは、私達にとって、なくてはならないもの。

暖を取るだけではなく、私達の作品の釉薬「灰釉」の原料となる、大切な「灰」を作る道具でもあります。

木の種類ごとに燃やして灰を取り、その木が持つ色を際立たせる「木灰釉」を作ります。

今年の冬はまず桜から。

灰釉ができるまで 草來舎灰釉ができるまで 草來舎

この桜は、泰阜村の小中学校の並木を剪定したもの。(詳しくは12月25日ブログ「学校の桜から釉薬をつくろう」

年末から燃やし始めて、この連休で燃やし切りました。

ストーブに溜まった灰は、きれいに掃き出します。

灰釉ができるまで 草來舎灰釉ができるまで 草來舎

大きなボウルに三杯強。

これから水簸(水洗いとあく抜き)をして、長石と合わせて釉薬にします。

桜の他にも、去年の秋に収穫したお米の藁の灰も作りました。

灰釉ができるまで 草來舎灰釉ができるまで 草來舎

藁灰釉は真っ黒。

これが乳白色の釉になるのですから不思議です。

一口に灰といっても、藁の黒、桜の薄い灰色、林檎は青みがかった灰色で、松は茶色。

木によって持っている成分が違うので、灰の色も違えば、釉にして焼いた時の発色も違います。

灰は、今の暮らしの中では廃棄物になってしまいますが、実は宝物。

焼き物の釉薬にするのはもちろん、染物の媒染剤、畑の肥料、石鹸などなど。

そして、灰を扱っていて思うのは、その感触の柔らかくて優しいこと。

ふんわり、ふかふか。触っていてとても気持ちがいい。

焼き物は手仕事だから当たり前だけど、この仕事をしていて有難いのは、様々な手の感触があることです。

灰のふかふかした暖かさ、粘土の冷たさと滑らかさ。薪のカサカサ、石の粉のしっとり感。

手から伝わってくる感触は、モノと人との関わりの確かさに、つながっている気がします。

ご飯だって、出来合いのお惣菜をただ食べるより、食材の感触を確かめながら料理したご飯のほうが、確かだと思う。

それが自分で作った野菜などだったらなおさら。

頭だけではなく、手で感じること、考えることが大切だと、灰を触りながら改めて思いました。

(葉子)

 

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工房草來舎は夫婦二人の小さな焼き物工房です。
信州伊那谷の南端泰阜(やすおか)村に登り窯と穴窯を築き、薪窯による「焼締自然釉」や、天然の「灰釉」を中心に、日々の暮らしを彩る器を作っています。

20年間に12600人の方にお届けした器は、今やほとんど見られなくなった昔ながらのやり方で焼き上げたものです。器の美しさに、安全・安心を添えてなお手元に届けます。詳しくは「工房草來舎のやきもの」をお読みください。

〒399-1801 長野県下伊那郡泰阜村6218-22 あんじゃね自然学校内
電話番号 0260-25-2171 / FAX番号 0260-25-2850
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※制作中は直接電話に出られませんので、取り次ぎとなります。まずは、メールでお問い合せください。



お知らせ

●12月14日~17日、今年度初めての登り窯を焚きます!

●次回展示会は、5月~6月頃に日本橋髙島屋での予定です。詳細が決まり次第お知らせ致します。

 

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