草來舎のやきもの 草來舎の焼物ができるまで

登り窯・草來舎の作品 その2 焼締・自然釉の器

 カテゴリ : ブログ[器と食・里山の暮らし] | 2014年 3月 10日 月曜日
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最近日差しは春を感じさせていましたが、今日は一転吹雪の荒れ模様。

梅の蕾が膨らんできていたのに、冬に逆戻りの寒い一日でした。

さて、前回のブログでは、2月の登り窯の窯焚きで焼いた「灰釉」の作品を紹介しましたが、今回は「焼締」と「自然釉」の作品の紹介です。

登り窯などの薪窯の楽しみのひとつは、赤松薪の炎と灰による、焼締や自然釉の表情です。

窯の中で薪の炎が器に掛かり、赤松の灰が器に降り積もります。高温でそれが器の土と溶け合ってガラスとなったのが自然釉です。

穴窯 登り窯 薪窯 自然釉

上の写真は、登り窯の一番下の部屋、胴木間で焼成した壺です。

焼成途中で薪が当たって熾の中に倒れ、それでかえって面白い景色が付くことに。

運良く床に引っ付かずに窯から出てきました。

自然釉 薪窯 伊賀 信楽

この花入れも胴木間での焼成。

「転がし」という、窯の床に作品を横に置いて焼成するやり方で焼きました。

灰や自然釉で床に融着しないように、土に赤貝をかませて上に作品を置きます。

これも薪が当たって、片方の耳が取れてしまいました。

自然釉 薪窯 伊賀

伊賀の赤土に自然釉がたっぷりかかった南蛮片口です。

釉の中に土の鉄分が染み出して飴釉のようになっています。

高温でもへたっていないのは、火に強い伊賀の土ならではです。

大振りですが酒器に最適です。

信楽 自然釉 登り窯 伊賀 灰釉 焼締

信楽の徳利です。

熾に半分埋もれて、炭化の状態に焼きあがりました。

信楽 自然釉 登り窯 伊賀 灰釉 焼締裏側はこのような感じです。

渋い上がりが冬の酒席に合います。使い込むと黒い肌に艶が出てきます。

南蛮 酒器 登り窯 ぐい呑み同じく南蛮のぐい呑。

焼締や自然釉の作品は一窯でごくわずかしか取れませんが、同じものは二つとなく、その表情の変化の豊かさや、焼き物の原点とも言える荒々しさが魅力です。

今回ご紹介した作品の他にも、自然釉の花入れや酒器が焼き上がっていますので、次回もそれらの作品をご紹介します。

(慶)

 

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工房草來舎は夫婦二人の小さな焼き物工房です。
信州伊那谷の南端泰阜(やすおか)村に登り窯と穴窯を築き、薪窯による「焼締自然釉」や、天然の「灰釉」を中心に、日々の暮らしを彩る器を作っています。

20年間に12600人の方にお届けした器は、今やほとんど見られなくなった昔ながらのやり方で焼き上げたものです。器の美しさに、安全・安心を添えてなお手元に届けます。詳しくは「工房草來舎のやきもの」をお読みください。

〒399-1801 長野県下伊那郡泰阜村6218-22 あんじゃね自然学校内
電話番号 0260-25-2171 / FAX番号 0260-25-2850
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※制作中は直接電話に出られませんので、取り次ぎとなります。まずは、メールでお問い合せください。



お知らせ

●12月14日~17日、今年度初めての登り窯を焚きます!

●次回展示会は、5月~6月頃に日本橋髙島屋での予定です。詳細が決まり次第お知らせ致します。

 

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