草來舎のやきもの 草來舎の焼物ができるまで

おばあまの湯呑

 カテゴリ : ブログ[器と食・里山の暮らし] | 2014年 11月 14日 金曜日
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先日、近所の90歳近いおばあまから電話が掛かってきた。

「おばあま」とは、この地方の方言で「おばあさん」のこと。

でも単に年を取っている人という意味ではなく、その言葉の響きには親しみと敬意が込められている。

で、おばあまの要件はというと、「孫のために湯呑を作りたい」。

もちろんOK!いつでもどうぞ!

米寿のお祝いをしてくれた孫たちに何かお礼をと考えていたところ、数年前に村の老人クラブで私たちと陶芸をやったことを思い出して、電話を掛けてきてくれたらしい。

陶芸 焼き物 陶芸教室 草來舎

数日して工房に来てくれたおばあま。

「何個作るんですか?」

「8個」

ちょっと時間が掛かってお疲れが出るんじゃないかと思ったら大間違い。

長年農作業で鍛えてきた手は大きくて、指先が利く。

陶芸 焼き物 陶芸教室 草來舎

飲み込みも早くて、ひとつ作るたびにスピードがアップ。

陶芸 焼き物 陶芸教室 草來舎

あっという間に成形が完成。

陶芸 焼き物 陶芸教室 草來舎今度はゆっくり、ゆっくり、「米寿」の文字とご自分の名前、季節柄モミジと、難を転ずるからと南天の絵。

このおばあまのお宅のモミジの紅葉は本当に見事なんです!

ひとつひとつ丁寧に描きながら、お孫さんの話、亡くなったご主人のこと、戦争中のこと、好きだった人のこと、問わず語りにいろいろな話をしながら出来上がった湯呑8個。

陶芸 焼き物 陶芸教室 草來舎

「これができたら、わしゃ、死んでもいいわ」って、おばあま、それは早すぎます。

陶芸 焼き物 陶芸教室 草來舎

最後に高台削りをして、形が完成しました。

おばあまが選んだ釉薬は楢灰釉。

絵付けにも合う、優しい色合いに焼き上がると思います。

こんな湯呑をもらったお孫さんたちは、一生の宝物になるなぁ。

最後に、今が盛りのおばあま宅のモミジをご覧下さい!

陶芸 焼き物 陶芸教室 草來舎

ね、見事でしょ。

この季節は、日に日に色づくこのモミジを見るのが、毎日の楽しみなのです。

陶芸 焼き物 陶芸教室 草來舎

(葉子)

 

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工房草來舎は夫婦二人の小さな焼き物工房です。
信州伊那谷の南端泰阜(やすおか)村に登り窯と穴窯を築き、薪窯による「焼締自然釉」や、天然の「灰釉」を中心に、日々の暮らしを彩る器を作っています。

20年間に12600人の方にお届けした器は、今やほとんど見られなくなった昔ながらのやり方で焼き上げたものです。器の美しさに、安全・安心を添えてなお手元に届けます。詳しくは「工房草來舎のやきもの」をお読みください。

〒399-1801 長野県下伊那郡泰阜村6218-22 あんじゃね自然学校内
電話番号 0260-25-2171 / FAX番号 0260-25-2850
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お知らせ

●12月14日~17日、今年度初めての登り窯を焚きます!

●次回展示会は、5月~6月頃に日本橋髙島屋での予定です。詳細が決まり次第お知らせ致します。

 

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