昨日から登り窯の窯詰めが始まりました。
一緒に窯を焚く山村留学の子ども達、スタッフ総動員で、まるまる4日は掛かる大仕事。
子ども達やスタッフの作品、そしてもちろん草來舎の作品。
千個近い様々な作品を、形や大きさ、釉薬の種類によって適材適所に詰めていく難しい作業。
窯の中の作品の置き方で炎の流れが決まり、窯焚きの成否が決まる窯詰めは、子どもだって真剣勝負。
子どもだからといって誰かが中途半端な仕事をしてしまうと、全体のバランスが崩れてしまうので、きちんとした確実な仕事が求められます。
彼らは昨年の12月にも登り窯を焚いているので、仕事の飲み込みが早い!
窯焚きをイメージしながら、着実に詰めていきました。
窯詰めと同時に、昨年秋に山から出してきた赤松の薪割りも。
次回の登り窯用の薪です。
彼らはお風呂とストーブが薪なので普段から薪割りはしていますが、いつもこの時期に登り窯用の何百本という丸太を割り続けることで、ますます薪割りが上達。
小学生は中学生、中学生は大人の薪割りを見て、負けるものかと頑張ります。
中学生の男の子は、大人の男性にかなわなくて悔しい思いもしながら、大人の女性の力を抜いていく瞬間もあり、自分が大人の男になっていくことをちょっぴり感じるとき。
都会では特に暮らしの中から力仕事が消えてしまっていますが、子ども時代に力を振りしぼって働くことは大切だなと、子ども達が薪割りを頑張る姿を見るといつもそう思います。
登り窯の火入れは11日。
それまで窯詰めが続きます。
(葉子)