草來舎のやきもの 草來舎の焼物ができるまで

横浜の小学生、校庭の木と出会う

 カテゴリ : ブログ[器と食・里山の暮らし] | 2016年 10月 21日 金曜日
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もうちょっと前の話になりますが、品川での展示会が終了した後、横浜市立南小学校の5年生のクラスで、「校庭の木から森を知る」と題して授業を行ってきました。

このクラスの担任の先生が知人である縁で実現した今回の授業、全部で3回行ううちの1回目。

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このクラスでは校庭の木について調べることをテーマとしていて、1学期のうちから樹種を調べたり、子ども達が自分で選んだ木について勉強することを続けていました。

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授業を行うにあたって、事前に標本なども作ってもらいました。

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こうして見ると、1本1本の木が本当に姿が違って、しかもそれぞれがとても美しいことがよく分かります。

南小学校はどちらかと言えば小さな小学校ですが、それでも校庭には何十種類もの木が植えられています。

クス、シラカシ、ソメイヨシノ、イチョウ、カシワ、トウヒ、クワ、タイサンボク、ハナミズキ、クロマツ、コウヤマキ、ヤマモモ、ユーカリ、ケヤキ・・・。

子ども達が学ぶ場にはたくさん木を植えて、その中で育ってほしいという願いが、日本の学校にはどこにもあるように思えます。

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子ども達は自分が調べた木について新聞という形でまとめていました。

普段何気なく見ている校庭の木も、いざいろいろ調べてみると、知らなかったことや不思議に思うことがたくさんあったようです。

今回の授業では、まず、「地球の歴史」からスタート!

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地球にとって人間は新参者であることや、地球に光合成をする植物が現れたことで酸素が放出され生物が多様化したこと、今も人間が、息をすること、食べること、水を飲むこと、排泄をすること、すべて植物や森がなければできないことなどを話しました。

そして、木は芽を出したその場所でしか生きられないこと、そのために樹種によって子孫を残すための様々な戦略があること、そこに虫や動物や人間などの様々な生き物が、いろいろな形で関わりあっていること。

人間は木々の多様性を暮らしの中で活用し、森と共に生きてきたこと。

そんな話をしてから実際に校庭に出て、人の暮らしにより近い木を8本選び、それぞれ子どもの発表の後に私達からの話をきいてもらいました。

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選んだ木は、イチョウ、カシワ、クロマツ、ケヤキ、サワラ、シラカシ、クス、ユーカリ。

イチョウは恐竜時代の生き残り、精子があること、火に強いこと、ギンナンの不思議、日本の街路樹ナンバー1。でも天然林はありません。

ケヤキは葉柄に種があり枝ごと風に乗って舞っていく、家具や指物、建築材として優秀だが、しっかり寝かさないと狂う大工泣かせ。

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クスは自分の天敵であるダニを、あえてダニ室を作って飼っていること、樟脳の活用、ユーカリは発火性があること、毒があること、コアラがその毒のあるユーカリをどのようにして食べられるようになったのか?そして不思議な木々の香りの話、などなど。

話は尽きず、子ども達も真剣。

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ユーカリとクスでは三角定規などを使った樹高測定にも挑戦。

学校で一番大きいクスは25メートルほどありました。

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その後はより深く木を見るために枝葉をスケッチ。

じっと集中して見ると、今まで見えていなかったものが鮮やかに見えてきます。

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食い入るように枝葉を見つめる子ども達。

シーンとした教室に、時々子どものハッと息を呑むような静かなざわめきが起こります。

きっと何か新しい発見が、その子の中にあったのでしょう。

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とても誠実なスケッチ。

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1学期からずっと調べてきただけあって、深いところまで見ることができました。

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たった一日だけの授業でしたが、少しは木の不思議やその生き方、人との関わりについて理解の一歩を踏み出せたでしょうか。

次回は、森の国日本で、人々が木々の多様性をどのように暮らしに活用させてきたのかを授業する予定です。

(葉子)

 

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信州伊那谷の南端泰阜(やすおか)村に登り窯と穴窯を築き、薪窯による「焼締自然釉」や、天然の「灰釉」を中心に、日々の暮らしを彩る器を作っています。

20年間に12600人の方にお届けした器は、今やほとんど見られなくなった昔ながらのやり方で焼き上げたものです。器の美しさに、安全・安心を添えてなお手元に届けます。詳しくは「工房草來舎のやきもの」をお読みください。

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●5月12日(土)~13日(日)、金津創作の森「森のアートフェスタ」に出展します。
●次回展示会は、6月5日(火)~11日(月)、日本橋髙島屋での予定です。詳細が決まり次第お知らせ致します。

 

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